妊婦とカルシウム
■ カルシウムってなに?
カルシウムは、骨や歯の形成をはじめ、心臓の筋肉の収縮を高める、興奮した神経や筋肉を正常にする、ホルモンの分泌をスムーズにする、また、出血をしたときに血液を凝固させるなど、生命活動を維持するために非常に重要な働きをしています。
■ 妊娠中に必要なカルシウムの摂取量は?
妊娠前の成人女性に必要なカルシウムは1日に600mg。妊娠すると、おなかの赤ちゃんは胎盤を通して母体からカルシウムを受け取り、骨や歯を作ります。母体からは毎日150mgのカルシウムがおなかの赤ちゃんに移行するので、妊娠中は900mgのカルシウムを摂取する必要があります。
カルシウムを過剰に摂取すると肝臓に石が溜まる腎結石を引き起こす可能性もあります。1日に必要なカルシウム摂取量を極端に超えないように注意しましょう。
1つでも思い当たったら、カルシウム不足の可能性大!
| □ | イライラしやすい |
| □ | 運動する機会が少ない |
| □ | 外食や加工・インスタント食品をよく食べる |
| □ | コーヒーをよく飲む |
| □ | ストレスがたまりがち |
| □ | ダイエットをしている |
| □ | 虫歯になりやすい |
■ カルシウム不足は赤ちゃんに影響あるの?
おなかの赤ちゃんは、ママの栄養状態に関係なく、自分の体の成長に必要な分だけをママの体からもらっています。ですから、カルシウムが不足したとしてもおなかの赤ちゃんの成長や、骨の形成にはほとんど影響ありません。
しかし、カルシウム不足は、ママの体には影響があります。カルシウムが極端に不足すると、低カルシウム血症を引き起こし、神経や筋肉のけいれんが起こることがあります。また、妊娠中アンバランスな食生活を続けると、骨がもろくなる骨粗しょう症を引き起こす可能性もあります。
■ 産後もカルシウムを多めに摂ったほうがいいの?
赤ちゃんに母乳をあげているママは、妊娠中よりもさらに多めのカルシウムを摂取する必要があります。授乳中は母乳を通して、1日約220mgのカルシウムが赤ちゃんに移行するので、妊娠前の摂取量である600mgより1日当たり500mgも多い、1100mgのカルシウムが必要になります。
■ カルシウムを多く含む食品は?
牛乳・乳製品以外にも、わかさぎ、ししゃも、小松菜、ほうれん草、干しえび、うなぎなどにもカルシウムはたっぷり。バランスよく食べて、上手に摂取しましょう。
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