妊婦と風邪、インフルエンザ
■ 風邪、インフルエンザってなに?
ウイルスが体の中に入ってきて炎症を起こす病気です。一般的な風邪、インフルエンザの感染ルートの大半は「飛沫感染」といわれています。かかっている人のくしゃみやせきを通して感染します。それ以外にも手を通して口内に感染する「経口感染」が主なルートになる場合もあります。
■ 風邪、インフルエンザは妊娠に影響するの?
おなかの赤ちゃんへの影響はまだよくわかっていませんが母体や赤ちゃんに問題がおこることはほとんどありません。
妊娠中は体の抵抗力が弱まり、風邪、インフルエンザにかかりやすくなります。普段なら安静にしているだけでも治ってしまうような風邪でも妊娠中はすぐに病院で受診するのが望ましいでしょう。その際、信頼できる主治医がいるのなら内科でも産婦人科でも問題ありません。産婦人科でも風邪薬は処方されます。内科で受診する場合は必ず妊娠していることを伝えましょう。
■ もしも妊娠中にかかってしまったら?
風邪のひき始めは安静と栄養補給が大事です。発熱の有無に関わらず体が非常にだるく感じられる時や、食事が十分に摂れない場合などは受診が必要でしょう。
一般の風邪薬については基本的に安全性が確認されているので、長期間にわたり大量に服用しなければまず問題はないといわれています。
ですが、妊娠中は風邪薬に限らずどんな薬も胎盤を通しておなかの赤ちゃんに届いていると考えられます。妊娠初期(とくに4〜15週)は赤ちゃんの器官が形成される大切な時期なので自分の判断での薬の服用は絶対に避けましょう。
■ 風邪、インフルエンザを予防するには?
予防法の基本は外出後のうがい(妊娠中のうがいは塩水でのうがいがオススメです)と手洗いですが、うつされないようにするには、できるだけ人ごみを避けるのが大事です。その他にも空気が乾燥していると風邪をひきやすくなるので、マスクの使用、室内にいるときには加湿器などでの湿度の調整(70%前後)が非常に重要です。加湿器がなければ室内に洗濯物を干すだけでも違ってきます。
何よりも病気に負けない健康な体を維持するのがいちばんの予防になります。そのためにも普段から規則正しい生活をおくり、十分な睡眠時間と栄養バランスのとれた食事を摂るように心がけましょう。