二分脊椎症

■ 二分脊椎症ってなに?

二分脊椎症は、妊娠初期に赤ちゃんの脊髄の発達が途中で止まってしまい、脊髄に何らかの障害があり、神経の状態によって、尿や排便のコントロールが上手に出来なかったり(膀胱直腸障害)、思うように足が動かせなかったり(下肢障害)する状態を生じる先天性の疾患です。先進諸国の中では日本が一番高い発生頻度を示しています。

 

■ 二分脊椎症ってどうしてなるの?

現在のところ原因は不明です。遺伝性の病気では無いと言われています。ただし、体質や環境因子によって二分脊椎が発生しやすいという報告があります。

 

■ 二分脊椎症の予防はできるの?

厚生省によると葉酸の摂取が二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクを70%減らすことが出来ると発表しています。先天異常が発症する中枢神経は、妊娠のごく初期に形成されます。妊婦が妊娠を自覚できるのは早くて妊娠5週頃ですでに胎児の器官形成は始まっています。だからこそ、妊娠する可能性のある女性は特に毎日葉酸を摂取することが大切です。

 

■ 葉酸ってなに?

葉酸は、すべての食物、特に緑黄色野菜に多く含まれる、成長に欠かせないビタミンB群の一種です。不足すると貧血が生じることがあるとされ、細胞の発育に大切な働きをするビタミンです。葉酸はビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンCがなければ働かないので、これらも一緒にとるように心がけましょう。

 

■ 葉酸の必要な摂取量は?

一日400マイクログラム(0.4mg)が目安です。ほうれん草7株分、アスパラ11本分です。栄養摂取の基本は食生活にありますが、葉酸については食物を通じての体内利用率は約50%。効率の良いサプリメントでは85〜90%です。

葉酸の摂取は、通常の食事からだけではなかなか難しいものです。サプリメントで補うなど、毎日規則正しく摂る習慣をつけましょう。

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