陣痛促進剤

陣痛を誘発したり、強めたりするときの処置として使用され、お産の進行を後押しします。

■陣痛促進剤ってなに?

予定日を大きく過ぎても陣痛が始まらず胎盤機能の低下が心配される場合や、破水して時間がたっても陣痛が始まらず赤ちゃんが感染するリスクがある場合などは、陣痛促進剤という薬を使って陣痛を誘発します。

また、陣痛は始まったもののなかなか強くならずお産が進まない場合にも、長引くお産でママが疲れ赤ちゃんへの悪影響が出るのを避けるため陣痛を強くするために薬が使われたりもします。

 

■投薬方法は?

陣痛促進剤として使用されるのは、「プロスタグランジン」と「オキシトシン」の2種類です。どちらも妊娠中の女性の体内で作られるホルモンと同じ成分です。

プロスタグランジンは経口薬と点滴薬、オキシトシンは点滴薬のみです。どちらをどのタイミングで使うかは陣痛の進行具合にもよりますが、まずはプロスタランジンで子宮口をやわらかくしながら陣痛を誘発し、途中で子宮収縮を強めるオキシトシンに切り替える方法が多いようです。

 

■どんな場合に使うの?

  • 前期破水・・・破水後しばらくたっても自然な陣痛が起こらない場合
  • 過期妊娠・・・出産予定日1週間前後過ぎても陣痛の兆候がない場合
  • 合併症がある・・・妊娠性高血圧症、妊娠性糖尿病などの場合
  • 胎盤機能低下・・・胎盤の機能が低下していると判断された場合
  • 微弱陣痛・・・陣痛開始後、途中で停滞するなどお産に有効な陣痛に至らない場合
  • 遷延分娩・・・初産で陣痛開始から30時間経過しても分娩に至らない場合
  • 軟産道強靭・・・産道がかたく、赤ちゃんがなかなか下りてこられない場合

 

■薬の効き方に個人差はあるの?

薬の効き方にも痛みの感じ方にも個人差があります。そのため、必ず少量から始め、分娩監視装置で子宮収縮や赤ちゃんの心拍をモニタリングします。急に激しい痛みが起きたときなどは、ママからすぐ医師に伝えましょう。

 

妊娠後期(8〜10ヵ月)のママへ