「糖が出ている・高い」といわれたら

尿検査や血液検査で糖が出ている、高いといわれると何かトラブルでは?と考えるママもいるでしょう。ですが必ずそうとは限りません。妊娠中の糖の働きについて正しい知識を持っておきましょう。

■ 糖が出るってどういうこと?

尿検査や血液検査でいわれている「糖」とは、体内にあるブドウ糖のことを指します。食べ物の多くは体内に入ると消化吸収され、ブドウ糖が作られます。このブドウ糖によって筋肉を動かしたり、臓器を働かせることができます。

ブドウ糖が体内で上手に利用されるためにはインスリンというホルモンが必要になります。糖尿病になったり、うまくインスリンが作用しなかったりすると、体内の細胞はブドウ糖をうまく利用できなくなり、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が増加したままの状態になります。この程度によってはブドウ糖が尿の中に出ることにもなります。

尿に糖が出るというと「糖尿病」をイメージしますが、尿糖が出たからといってすべてが糖尿病というわけではありません。問題は、血液の中の糖が高い状態が続くことです。

 

■ 妊娠中は糖が出やすいの?

妊娠前は血糖も高くなく、尿内の糖も出ていなくても、妊娠をすると生理的に糖が出やすい(高くなりやすい)状態になります。

ブドウ糖はママの体のエネルギ−源であると同時に、胎児の体を作る大切な栄養分です。妊娠中は母体の血糖値がある程度高い状態でないと、胎盤を通して胎児に届かないため、インスリンの効果を抑えて血糖値を上げようとするようです。

血液中の糖が増えると、それだけでも尿中の糖が増えやすい状態にありますが、さらに妊娠中は、血液量が妊娠前の約1.5倍と増えるため、妊娠前は腎臓で吸収されていた糖が吸収されずに尿にもれ出てしまいます。そのために妊娠中の尿検査で「糖が出ている」と言われることもあります。

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