妊婦の尿もれ対処法

妊娠中多くのママが経験する「尿もれ」。妊娠に伴う体の変化の影響とはいえ、やっぱり外出のときなどはブルーになってしまいますね。いつまで続くの?治るの?そんな気がかりについて迫ります。

■妊娠中の尿もれはナゼ起こるの?

「大人になっておしっこを漏らすなんて・・・」と恥ずかしく思うかもしれませんが、妊娠中や産後の尿もれは珍しいことではありません。妊娠・出産を通して約40%のママが尿もれを経験しています。

妊娠中の尿もれの原因のひとつは、妊娠すると分泌される黄体ホルモンにあります。黄体ホルモンには子宮や膀胱などの筋肉をやわらかくする働きがあり、その影響で尿がもれてしまいます。

もうひとつの原因は大きな子宮に膀胱が圧迫されることです。尿もれの症状が目立つのは、一般に妊娠20週を過ぎる頃からで、この頃、子宮がぐっと大きくなるため、今までにない強い尿意を感じたり、もれたりします。この症状は臨月が近づくにつれて重くなり、それまで症状のなかったママでも、出産間際になると尿もれが起こることがあります。

 

■産後の尿もれはナゼ起こるの?

妊娠中の尿もれの原因は、妊娠そのものにあるので、お産が済めば出産後に治るのがほとんどです。ですが、難産が原因で骨盤底に損傷があったり、神経障害を起こして膀胱の知覚が麻痺してしまった場合は、産後、尿もれが残ります

 

■尿もれしやすい人は?

骨盤の下のほうに骨盤底筋群という筋肉や線維組織の集まりがあります。これは、たとえていえばバケツの底のようなもので、おなかの中の臓器を下から支える役目を果たしている部分です。骨盤底が緩んだり弱かったりすると、膀胱などを支えている力が弱くなり、尿もれにつながります。

こんな人は要注意!
◆ 高齢出産の人
◆ 妊娠中に急激に体重が増えすぎてしまった人
◆ 経産婦
◆ マラソンや体操などのスポーツをしていた人

 

■尿もれの予防法は?

妊娠後に尿もれになるかは、ママのもともとの骨盤底の筋肉の状態にも大きく左右されます。骨盤底が弱いと尿もれだけではなく早産の原因にもなるので、妊娠前からよく歩いたり、カルシウムやタンパク質をしっかりととり、丈夫な体を作ることが理想です。

妊娠して、尿もれの症状が起きてから急に骨盤底を丈夫にしようとしても、それは無理な話です。尿もれが起こったら、尿もれパッドをあてて対処をするのがいちばん現実的でしょう。

□妊婦とカルシウムについて

 

■ こんな場合はどうするの?

Q:尿もれパッドを使うとかぶれてしまうときは?

A:ゆとりのあるショ−ツをはき、パッドが皮膚に密着しないようにしましょう。かぶれたら市販薬を塗るよりは、医師に相談しましょう。

 

Q:尿もれパッドのかわりに生理用ナプキンを使っても大丈夫?

A:生理用ナプキンは念のためあてておくにはOKですが、水分の吸収が悪く、一度もれるとびしょびしょになりすぐ交換する必要があります。できれば専用の尿もれパッドを使うのがいいでしょう。

 

Q:尿漏れで受診したほうがイイ場合があるの?

A:日常生活や職場復帰に不自由を感じたら受診をしたほうがいいでしょう。

 

Q:大量の尿もれと破水は区別ができるの?

A:尿と羊水はにおいが違うので、においをかいで判断しましょう。迷った場合は遠慮せずに受診しましょう。

 

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