突然のトラブル(痛み・張り)

軽いおなかの張りならば妊娠期特有のとくに心配のないものがほとんど。でも痛みを感じるほどの強い張りを感じた場合は、何らかのトラブルの可能性も考えられます。

■ 妊娠中の突然の痛み(強い張り)の原因は?

妊娠初期に痛みの原因は、切迫流産、子宮外妊娠。妊娠中期以降の痛みでは、切迫早産、常位胎盤早期剥離など、胎児や母体の生命に危険が及ぶ異常の場合もあります。また、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの婦人科的な病気や胆石や盲腸、尿管結石などの内科的な病気が原因の場合もありますから、痛みがそれほど強くなくても、いつまでも続くようなら受診しましょう。

妊娠後期におなかが張って少し痛みを感じても、しばらくすれば治まるなら、それは「陣痛の練習」の子宮収縮によるものなので心配は要りません。また、妊娠で子宮が大きくなり、それを支えるじん帯が引っ張られて足の付け根から下腹部にかけて痛みを感じたり、腰や恥骨に負担がかかって痛む場合は、出産すれば治ることが多いので、あまり心配ないでしょう。

 

■ 受診したほうがいいの?

おなかが全体的に激しく痛み、おなかが硬い状態が続き、胎動が感じられず、出血もある場合は、常位胎盤早期剥離で一刻を争う可能性があるので、救急車を使ってでも速やかに病院にいって処置を受けましょう。

我慢できる程度の痛みで、出血もないようならば、30分〜1時間ほど安静にして様子を見ましょう。それでも痛みが治まらないようなら、医師に相談しましょう。

 

■ 突然の痛み(強い張り)の対処法は?

 

シーン別対処法
基本の対処法
@ 安静にする
なるべく横になるのがベスト。それが無理でも座って楽な姿勢をとって、安静にして様子を見ましょう。

A 出血の有無を確認
痛みと同時に出血がある場合はすみやかに医師に相談を。

B 時間を確認
痛みの持続時間と間隔、回数をチェックします。定期的に痛むのなら陣痛の可能性もあります。

C 痛みの感じ方を確認
おなかのどの部分が痛む(張る)のか、おなか全体か、かたくなっている部分はないかを報告できるように確認。また、収縮するような痛みなのか、ただ張っている感じがするだけなのかもチェックして。

D 胎動を確認
妊娠中期以降のママは、胎動の有無も確認。

@家で
おなかに張りや痛みを感じたら、それが心配なものか、様子を見ていいものかを「基本の対処法」を参考に判断しましょう。
A運転中
運転中に痛みを感じたら、すぐに安全な場所に車を止めて、様子を見ましょう。
B電車の中
立っているならば事情を話して席を譲ってもらいましょう。そして最寄の駅で降りて様子を見ましょう。痛みを伴ってつらい場合は、駅員さんに相談しましょう。
C外出先(近距離)
休める場所で座って様子を見て、動けるようならば家に帰りましょう。もしも動けないくらいつらい場合は、ホテルならスタッフ、デパートなら店員さんなど、周りの人の手を借りましょう。場合によってはパパに迎えに来てもらって。
D外出先(遠距離)
宿泊先で安静に様子をみて、かかりつけの産院へ相談して下さい。
E入浴中
すぐに上がって、「基本の対処法」を参考に判断しましょう。

 

■ 予防法はあるの?

出血と同様、とにかく体に負担をかけない、がんばりすぎない、足・腰を冷やさない、などを心がけましょう。買い物で重いものを持ったり、ずっと立ちっぱなしでいたりなどの無理はくれぐれもしないように心がけましょう。朝や昼間より夕方や夜のほうが張りやすくなる傾向があります。

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