カンジダ膣炎
膣内にいる真菌というカビの一種が原因で起こります。ふだん、膣の内部は常に酸性に保たれて、自浄作用があります。ですが、妊娠中は膣内の環境が変わってしまうので、カンジダ膣炎にかかりやすくなります。
症状は、外陰部が赤く腫れ、かなり強いかゆみがあります。白い豆腐のカスのようなボロボロしたおりものが増えます。これが引き金となり、ほかの感染が起こることもあります。抗真菌剤の座薬を2〜3週間にわたって膣に挿入しますが、症状によっては塗り薬を使用することもあります。治療を始めるとかゆみは治まりますが、自己判断で使用をやめないようにしてください。再発したり、長引いたりすることもあります。
お産までに完治しないと産道感染し、赤ちゃんの口の中がカビで白くなる鵞口瘡(口腔カンジダ症) になったり、おむつかぶれがひどくなったりすることもあります。
|